2011年10月3日月曜日

王国・サウジアラビア

初投稿。長期海外出張でサウジ生活中のTintaより、
この場をお借りして未知の国・サウジアラビア特集を組ませて頂きます。
(cyoppiri長い・・・いや、長い、だがこの国非常に興味そそられる、以下参照)
ではまず初めに、Kingdom of Saudi Arabiaについてザックリ紹介致します。
  
石油埋蔵料世界 1 位を誇る国、イスラムの戒律が最も厳しい国。
イスラム教の始祖ムハンマドの生まれたサウジアラビアは、メッカ、メディナというイスラム2大聖地をかかえるイスラム教の発祥地。
政治は国王,イスラム教を中心とする祭政一致の専制君主国で,イスラムのコーランおよびハディース(預言者の言行録)を中心とした憲法のもと国王の最終決定で政治が行われている。
国の法として位置づけられているのは、アルコール、男女の混同、賭け事などが禁止され、女性が外出する場合はアバヤ(黒いマント)を着用しなければならない。
黒いマントのような物で全身を覆い,公然で素肌をさらけ出してはいけないのである。これが外国人にも適用される。
町では風紀取締官が目を光らせていて、捕まると簡単には解放されない。


ただ、イスラムの決まり事を守ってさえいれば、物質的に豊かなこの国での生活は意外に快適だ。
治安も非常に良いが、交通事故率死亡率が上昇している。
片側 3 車線以上の直線道路が多く,一般道でも80キロ以上で走行しているのが普通である。運転マナーも悪く信号無視,急な割り込みや若者の危険運転で一日に交通事故現場を見ない日はない。国全体で交通事故を警戒する意識が低い。
制限速度も決まってはいるが,警察の取り締まりは緩く,街はまるでサーキットでの自動車レースのようである。
人口に対する交通事故死亡率は世界一で大きな社会問題に発展している。

*豆粒知識タイム*
サウジアラビアは世界で唯一、女性が自動車を運転することを禁止している国である。
ただし、女性が財産として自動車を所有することは禁止されていない。このため女性が自動車を利用するには運転手を雇うか、親族男性に運転してもらうしかない。
よって、ピクニック、ショッピングなどには必ず男性一人以上が同行している。 

*豆知識タイム -part 2-*
イスラム教の聖地メッカとメディナを抱えるまさしくイスラムの中心であり,国民の100%がイスラム教徒である。
メッカという市内には、イスラム教徒のみしか入れない。
メッカ市内に入る際の交通道路標識には、「イスラム教徒の方」と「イスラム教徒ではない方」の二つの道に分かれるrashii。
"イスラム教徒以外"ではなく、「イスラム教徒ではない方」というのもポイントの一つである。
*『ムスリム以外のすべての人間は失望と自分たちの宗教あるいは宗派に満足できない状態の中であえいでいます。これらの宗教や宗派はアッラーが礎としたフィトラに反しているからです。イスラームは人類がその教えに満足し幸福に暮らせるためのただ唯一の教えであるだけではなくアッラーが定められたディーヌ・ル・ハック(真理の教え)でもあるからです。』とイスラーム以外の宗教に対する強烈な侮蔑意識をあらわにしている為、上記標識内容になる。

世界中のムスリムは、メッカの方角をむいて祈る。モスクには、メッカの方角の壁にミフラーブと呼ばれるアーチ状のくぼみがあり、ムスリムはそれによってメッカの方向を知るのである。

カーバ神殿
(イスラムにおける最高の聖地とみなされている聖殿)

建物は大理石の基盤の上にたつ石造モルタル造りで、北東を正面とする立方体の長さは約10メートルあり、北西と南東を向く側面は約12メートルの幅をもち、高さは約15メートルである。屋上は大理石が敷き詰められており、北西に向かって雨どいがある。

☆「引用」☆ ・兵庫県姫路市立高丘中学校 教諭 中 山 健太郎  
         ・Wikipedia「サウジアラビア」
・地球の歩き方
・Wikipedia 「イスラム教」<-マジお勧め(女性問題など)

興味抱いていただけたなら、幸いです。
以上、他聞きたいことがあればコメント願います。
(旅行ではサウジには入国出来ない為である。。。)

次回をお楽しみに!

Tinta

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