2011年7月31日日曜日

ソマリアに飢餓宣言!!から見る日本の残飯問題!!

国連がソマリアの二つの地域に飢餓宣言を出したみたいです。
飢餓宣言ってのは「食料が行き届いてないよー!、このままじゃやばいよー!」ってことです。

(これはエチオピアの写真)


これも記事を読んでみるとやはり、政治問題と環境問題。
まずアルカイダの息がかかった反政府勢力の占拠地域であるのと、今現在この地域が大干ばつに見舞われてるってこと。 

35万人に影響が出るとのこと。

きっとこのような話をしても、自分はなんの役にも立てません。 でもこのブログの趣旨にもなったころだけど、ぶっちゃけできなくてもいい、仕方が無い。

ただ知識として「ゼロ」と「イチ」にすること。これが先進国の人々にとって一番大事だと思います。

日本の食糧自給率が低いって話しは皆さん知ってますね。 
日本の食糧自給率は約30%。ってことは他国の人々がお金を稼ぐために作った食材を、裕福な日本人が買い、そして食べてます。

それは市場原理からなるものだけども、問題は日本は過剰衛生大国て言われるくらいに、衛生面で厳しい管理がされてる国なんだそうです。

それを表す日本人が絶対に知っていてほしい現実がこれです!

年間の食料輸入5800万トン  
年間の食料廃棄物1940万トン(世界一の消費大国アメリカを上回る)
世界の途上国などへの、年間の食料援助は740万トン


ようは世界の途上国への食料援助の2.5倍くらいを日本は残飯として捨ててるんですね。
そんでもって、その捨ててる残飯をお金に換算すると11兆円!!
そーしてもって、その11兆円を処理するのに2兆円の費用がかかってるみたいな。

てことで日本は世界一の残飯大国でしたー!!!

ちなみに世界人口は70億人突破し、これからは世界の食料供給危機も話されるようになってきたけども、ちょっと昔の人口が62億人の時の計算では、世界の人が生きていくために必要な食料量の約二倍の食料が生産されているんです。 だけども平等には分配できてないってことですね。

自分は料理業界にいるので、この観点は特に心に叩きこまないといけないと思っております。
皆さんもこの知識を知った上で、身近のことから1ミリくらいでも変えていけたらいいかもしれませんね!

とりあえず食べ残ししない!食べれなそうならオーダーしない! これだけでも十分だと思います。
大事なのは知ることです。



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2011年7月20日水曜日

英国最大の新聞が廃刊、告発した記者が死亡

英国最大のタブロイド紙、ニュースオブザワールドが廃刊になった事件が、すごい展開に。。。

取材方法が過激になり、しまいには盗聴をしていて、それが同新聞社の記者の告発によって、おおやけになり、そのまま168年の歴史は幕を閉じた。。。ってゆう事件が最近話題になってましたが、

その告発した記者が自宅で謎の死を遂げました。

ちょっと前にも、どこの国だっけ。。。?皆さんも知ってると思いますが、スクープを撮るために、自ら殺人を計画し、その事件現場に即効で乗り込みスクープとして、報道していたって話しがあって、本当に驚きました。

ロッキード事件から飯島愛の謎の死まで、こーゆう謎な感じが残る話は本当に絶えないもんですね、恐い恐い。 記者さんって本当に一歩間違えれば、消されるようなポジションにいる職業なんだと思います。 実際にそのような話しは日本にも実在してます。

先進国で言われるマスコミ主義社会が、暴走がどんどん加速しているじゃないか?って最近すごく思います。 

このプレシャスアースに関しては、のんびりと「へ~、そんなことがあるんだ。。。」くらいのノリで、これからもゆったりとやっていきたいと考えてるのでよろしくお願いします。


ブロゴスの記事より(http://blogos.com/theme/rupert_murdoch/)


たくや

2011年7月18日月曜日

タイムトラベラーか!? 1911年の写真に//

チャップリンの映画に出てくるのは知ってたけど、これは知らなかった。
びつくり。

20世紀初頭に、若年労働者の姿を数多く撮影した写真家ルイス・ハイン。教師であり写真家でもあった彼は、働く子どもたちの姿を写し続けた。アメリカ貧民街の実態を写真を通して世に伝え、教育と労働環境の改善に尽力した彼なのだが、最近一枚の写真が注目を集めている。
その写真とは1911年に撮影されたもので、写真の右端に写る人物が、携帯電話のようなものを持っていると話題を呼んでいるのだ。しかも現代人が、テキストメールを打っているようにも見えるのである。この人物はいったい何者なのか? まさかタイムトラベラー?
問題の写真は、町の工場の前で少年たちを集めて記念撮影されたものだ。後ろには大人たちの姿も見えるのだが、一人の少年だけがカメラを見ずに、柵にもたれかかっている。
足を組んで手元の何かを見ているようだ。その様子は、あたかも携帯電話でメールを打っているように見える。1911年当時に、当然ながら携帯電話は 存在しない。では、これは一体何なのだろうか。海外のインターネットユーザーからは、タイムトラベラーではないか、との指摘もあるのだが真相は不明だ。
ちなみに、昨年3月にも同様のタイムトラベラー騒ぎがあった。こちらはカナダ政府が、オンライン上に公開している写真のアーカイブに、不可解な人物 が写っていたのだ。1940年代であるにも関わらず、その当時の人々とは明らかにかけ離れた格好をしている。サングラスをかけ、「M」という文字の入った Tシャツを着ており、手には小型のカメラが。
この人物もタイムトラベラーではないかとの指摘があったが、やはり謎に包まれたままである。また、チャーリー・チャップリの映画にも、携帯電話で通話しているように見える人物が出ているとの情報もある。もしかしたら、タイムトラベラーは私たちの日常に紛れ込んでいるのかもしれない。
参照元:DOOBYBRAIN.COM boing boing(英文)
▼ ルイス・ハインの写真。右端の人物が携帯電話を見ているように見える
 teru

2011年7月14日木曜日

8月11日、被災地沿岸部で一斉に花火大会//

東日本大震災で甚大な津波被害を受けた東北太平洋沿岸の複数の場所で、8月11日午後7時より花火を一斉に打ち上げるイベントが開催される。「追悼」と 「復興」の意味を込めて行われる同企画は開催地の地元有志らと、趣旨に賛同した都内20~30代の有志によって結成された「LIGHT UP NIPPON 実行委員会」主催によるもの。会場数や花火の規模は集まった協賛金・募金によって決定される。
資金難や警備面・電力需要の問題などで花火大会の中止発表が相次いでいる中、甚大な被害を受けた東北太平洋沿岸部で鎮魂と復興の花火が上がる。現在の開 催予定地は岩手県山田町・大槌町・釜石市・大船渡市三陸町、福島県相馬市・いわき市。そのほかの地域でも開催に向けて話が進められている。

日本の花火大会は大飢饉や疫病などで犠牲になった人に対する慰霊の意味があると伝えられており、同実行委員会は「被災された方々がこれまでと同じように生 きること、生き続けることの先に、希望や喜びがあるという当たり前のことを改めて感じる機会をつくりたい」という思いからプロジェクトを立ち上げた。

花火制作会社の協力もあり、スタンダードな3号玉は1発3000円、中規模クラスの5号玉は同1万円、尺玉といわれるメインの10号玉は同5万円で打ち上げることができ、集まった金額によって花火大会の規模も変わる。

同企画への募金は1口1000円からで7月31日まで受付。公式Webサイトの応募フォームより申し込みが可能で、募金申し込みの際に記入できる名前と被災地へのメッセージは後日Web上に掲載される。


このホームページ鳥肌がたちました。
このプロジェクトの成功を心から祈ります。


http://lightupnippon.jp/

僕も募金しました。
3号玉1発。
俺のお金で天高く上がると思うと嬉しいし、楽しみです。


元記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110527-00000342-oric-ent

teru

2011年7月12日火曜日

JOICFP(ジョイセフ)のチャリティイベント

前回の記事で、PRECIOUS EARTH メンバーでフォトグラファーのTERUが、ジョイセフのチャリティ写真展EXHIBITION 「I,Tominaga」を載せました。先日そのチャリティの写真展に行ってきました。



個人的に富永愛が好きだったのもあり、だいぶ感動しました。

まずJOICFPって知ってますか?
日本産まれの国際協力NGO団体で、自分がボランティアしてたときに所属していたJICA(国際協力機構)も連携して活動している比較的大きなNGO団体です。
(1968年設立、創業者國井長次郎氏)
Japanese Organization for International Cooperation In Family Planningってことで、主な活動は世界の妊産婦や女性の生活環境や基盤の底上げを目的としているNGO団体です。


今回は全てオークションにかけられる作品を展示してあり、富永愛がモデル、そして日本の最高峰カメラマン三人が撮った作品を展示してありました。

それも迫力があり、いくらで売れるんだろ。。。?って純粋な疑問が残りましたが、シークレットオークション(専用の用紙に値段を書き、一番高い買値をつけた方がゲット!)なので、そこらへんは分かりません。

その写真展で、VTRが流されており、富永愛さんが実際に南アフリカのザンビアを訪れたドキュメントや、そこの現状などを知ることができました。

それこそ、モデルさんみたいな一人の女性がそのVTRを真剣にずーっと見続けていたのが印象に残りました。


とりあえず持って帰ってきたパンフレットの中の写真、なんだか富永さんの体系がアート過ぎて、漫画ワンピースに出てくるキャラクタみたいに見えるのは自分だけでしょうか(笑)。ちなみに横の方はアナウンサーの政井マヤさんです。

他にも、ファッション、音楽、アートなど「モード」とチャリティを繋げる取り組み「MODE for charity」や震災によって立ち上がった取り組み「LOOM~love of our motherland」なども連携しており、色々な情報を得ることができました。


日本文化は昔から「道徳」「人道」などを重視する文化です。日本に長くいる外人が母国語にほしい日本語はなんですか?と聞くと多くの外人さんが「おもいやり」って言葉をあげるそうです。「おもいやり」に変わる単語は、他の国にはあまり無いとゆうことです。

社会活動って、おもいやりや道徳心、などから啓発される行動です。きっと日本人はそーいった活動に向いている人種なんじゃないかなって、個人的には昔から思ってます。

日本発のこのような社会的取り組みが、少しでも多くの日本人、そして世界の人々に伝染していったらすばらしいことだなって再確認しました。

たくや










2011年7月5日火曜日

EXHIBITION 「I,Tominaga」

ジョイセフアンバサダー冨永愛主催 EXHIBITION 「I,Tominaga」  本日7月1日より7月18日まで表参道GYREにて開催

【家族計画国際協力財団(ジョイセフ)】

国際協力NGOジョイセフ(東京都新宿区)のアンバサダーである冨永愛が日本を代表するフォトグラファーLeslie Kee、蜷川実花、TISCH の3名による冨永愛自身を撮影した作品約50点が並ぶエキシビジョンを開催します。デビュー当時からのモデル活動のほか、ジョイセフアンバサダーとしての アフリカや東日本大震災の被災地での活動も紹介されています。

会場では、展示されている写真のサイレントオークションが行われ、また冨永自身がTwitterで集めた#sakuramovementのコラージュポスターが販売されます。収益はジョイセフを通じ被災地の女性、妊産婦支援に使われます。

「私たちはこれから、助け合い、協力し、新たな日本へと歩みださねばなりません。 自分自身を信じ、強く生きていかなければならないのです。冬を越え力強く花を咲かせたsakuraのように、新たに歩んでいくパワーを、皆さんと共に培っ ていきたいと思っています」。 by 冨永愛

・開催時期:7月1日(金)~7月18日(月)11:00~20:00(7月1日(金)のみ17時まで)
・場 所:GYRE 3F EYE OF GYRE  http://gyre-omotesando.com/
・入場料:無料
・主 催:冨永 愛
・後 援:国際協力NGOジョイセフ/ LOOM NIPPON
・協 力:GYRE / ウーマンエキサイト

また下記日程で、冨永愛によるトークショーを開催。
※定員50名。12時より整理券配布。
トークショーはUSTREAMでもご覧いただけます。
(1)7月 3日(日)15:00~:Leslie Kee × ジョイセフ 広報 小野美智代
(2)7月10日(日)15:00~:蜷川実花×土屋アンナ
(3)7月17日(日)15:00~:TISCH × Numero編集長 田中杏子

国際協力NGOジョイセフ(財団法人家族計画国際協力財団)とは
途上国の妊産婦と女性の命と健康を守るために活動している日本生まれの国際協力NGOです。戦後の日本が実践してきた家族計画・母子保健の分野での経験やノウハウを途上国に移転してほしいという国際的な要望を受け、1968年に設立されました。
国連、国際機関、現地NGOや地域住民と連携し、アジア、アフリカ、中南米で、保健分野の人材養成、物資支援、プロジェクトを通して生活向上等の支援を 行っています。 東日本大震災を受け、震災直後から2012年の3月末まで、被災地の女性、妊産婦への支援活動を展開しています。 

≪本件に関する取材について問い合わせ先≫
ジョイセフ 担当:甲斐、小野
携帯:090-9299-3486  TEL:03-3268-3454 FAX:03-3235-9774
〒162-0843 新宿区市谷田町1-10 保健会館新館8F
Email: wkai@joicfp.or.jp URL: www.joicfp.or.jp

(c)国際協力NGO ジョイセフ


昨日情熱大陸でimageのCHINATSUさんが富永さんのヘアーしてるのを見て、この記事をUPしようと思いました。
Leslie Kee さん、蜷川さん、TISCHさん知らない方もいると思いますが、日本でも大活躍のphotographerです。リンクも張ったので良かったらHPも見て下さい。
僕は3人共大好きなので、これは行くのがかなり楽しみです。
個人的には、7月17日(日)15:00~:TISCH × Numero編集長 田中杏子に行きたいです。

teru






2011年7月4日月曜日

アフリカの発展しない理由 Chikirinブログより

前にたまたま見つけて、この人のブログの過去記事などで社会的な問題を色々勉強しました。おちゃらけ社会派ブロガーChikirin(ちきりん)さん。最近だいぶ有名になってきましたが、この方まったく正体不明です、プロフィールなどはもちろんちょいちょい見れますが、顔を一切出しません。公演とかに呼ばれても、色んなマスクを着けて登場します。

その人のブログの中でも、かなりのクリック数を叩きだした記事がこれです。
ある程度はODA依存の現状は自分もボランティア時代などに調べたりしましたが、この記事では、もさらに知らない部分を知れた気がしました。

必読です。



アフリカが発展しない理由

ちきりんは2005年に「アフリカは発展しないのか?」というエントリを書いています。
「アジアも南米もそれなりに発展してるのに、なんでアフリカだけ戦後60年ずっと暗黒大陸なわけ?」と長く疑問だったのですが、ここ1年ほどでふたつの本を読み、ようやく少し理解が進みました。
で、だったらこーすればいいんじゃない?という案も浮かんだのですが、ちきりん仮説が実行される可能性はほぼゼロなので、アフリカは今後もずうっと発展しないかもしれません。

ちきりんが理解できなかったのは、
・なぜ、アフリカにおける国際援助は実を結ばないのか。
・最大産業である“国際援助(ODA)獲得産業”を超える他の産業が生まれないのはなぜか。
・なぜアフリカには「長期的な国家建設を私利私欲に優先するリーダー」がでてこないのか?
などでした。
つまり、食料を配布すればその分だけ一部の人の命が延びるのかもしれないけど、自律的に生産・生存の制度が現地で回り始める、ということがあの大陸だけ全く起こらないのはなぜよ?という疑問だったわけです。

なるほどと思わせてくれたのは下記の2冊。ひとつは、ロバート・ゲスト氏が西側ジャーナリストの視点でアフリカの腐敗したリーダー層の発想と行為を指摘した本。もうひとつはクリスチャン援助者として、作家の曾野綾子氏がアフリカで体験した貧困支援の苦労を描写した本です。
ふたりとも多くのアフリカの国を訪れ、体験的な話が具体的です。そしてアプローチや焦点は違うけど、結局同じことを言ってます。すなわち、このまま従来型の援助をしていても多分アフリカはなんにも変わらないと。

アフリカ 苦悩する大陸
貧困の光景 (新潮文庫)

ちきりんも「援助物資が港から内陸の村に運ばれるまでの数百キロのトラック行程の間に、十数回もの公的・私的な“検問”があり、そのたびに物資の一部が“納税”され、最後の村に着いた時には支援物資は2割ほどしか残っていない」という程度の話は知っていたし、想像していました。そんなのは、国際援助を受けているほぼ総ての国で同じです。
でもやっぱりアフリカではそのレベルが違うんだな、と思いました。たとえば、

アフリカでは子供のHIV検査は行わないほうがいい。なぜならHIVポジティブだとわかると親はもうその子にミルクを与えない。つまり検査をすると子供はエイズで死ぬ前に餓死させられる。
HIVポジティブの人に治療薬を渡したら、家族はその薬を(病気の家族には飲ませず)密売人に売り払って食費にあてる。だから薬は家に持ち帰らせず、必ずその場で飲ませないといけない。
有為で有能な少女がいて学校に行きたいというから教育費を援助することになった。親に渡すと教育費に使わない可能性があるので、学校に直接払い込んだ。そしたら・・学校の先生がその学費を引き出していなくなった。
貧しい子供に無料でいきわたるように、抗生物質などの薬を各地の病院に配布する医療援助は意味がない。そんなことしても医者はその薬を、金持ちの患者に高額で売って代金をポケットにいれ、貧しい人には相変わらず「お金がないと薬は手に入らないものなのですよ」といい続ける。
井戸を援助して貰った。みんなでそれを飲料に使えば何十年も伝染病を防げるのに、結局は井戸の部品を売り払ってその日の夕食代に充ててしまうケースが続出する。
などなど。
ここまで“性悪説”にたたないと援助できない現状は援助者を疲弊させるよね。その他にも現地の人と共同で支援活動をしていて、資金を持ち逃げされるようなケースも後を絶たない。

さらに国を率いる政治家達は、自国の現状の悲惨さは過去の欧米帝国主義の悪行(植民地化、搾取)の結果であると考えている。だから欧米がアフリカを援助するのは当然のことであり、自分達の力で、援助を受けないで済む国を建設せねば、などという気持ちは全くない。自分の国が上手くいかないのは自分達のせいではなく“あいつらのせい”だから。
すなわち自国の最大産業が“国際社会からのODA受け取り産業”であることは歴史的正当性があり、搾取者から富を取り返すのは、共産主義思想的観点から正当な行為であるということらしい。
そのくせ、自分達を“自分の国の人”と同列にはおかず、むしろ西欧諸国のリーダーと同じ立場におき、そういう生活水準や富や権力を得るために、自国の唯一の財産である資源利権を私的に流用することに全く頓着しない。

簡単にいえば、今回ちきりんが理解したのは、
(1)国際援助の半分~80%は途中で搾取され、貧困層に届かない=援助の効率が非常に悪い。
(2)圧倒的な貧困しか知らない無教育な人たちに、社会秩序、投資の概念や効果、道徳や約束の概念、家族の助け合い、などは期待(共有)できない。
(3)アフリカの指導者の多くが、被害者意識を振りかざした国際援助詐欺と、特権意識に基づく自国民からの搾取にいそしんでいる。彼らこそ、アフリカの貧困の大きな理由である。ってことかな。

というわけで、援助資金は一切、未来につながらず、その日の食料と指導者のポケットに消えていく。そして世界からこの大陸への援助は未来永劫必要ってことで。


これらの本を読んでのちきりんの解決案仮説は「この際もう一度、アフリカ大陸を西欧の植民地にしたほうがいいんじゃないの?」ってこと。香港・マカオみたいに「100年租借」で西欧諸国の植民地にして100年後に返す、っていうのが一番いい方法なんじゃないかな。西欧諸国にもメリットが必要なので、資源の出る国と出ない国をセットにしてね。
いうなれば、「次の100年間の国家運営を、先進民主国に委託する」ってことです。それくらいのことをしないと何も変わらないと思うんだよね。100年あれば3代の教育ができるから、そうすれば彼らの中から指導者がでてきたり、社会規範を構築して援助が実効性を持つ土壌も作ることができそう。

まあ、これは「結果のためには手段を選ばず」的考えで、世の中には「手段も善でなくてはならない」という考えの人が多いので、ちきりん案が実現する可能性があるとは全く思ってません。
が、今のままいくら国際援助しても、20年後も50年後も100年後もアフリカは今のままではないかとちきりんは思っており、個人的には、そんなことをし続けることに意味があるのかないのか、よくわかんないです。

そんじゃーね。

たくや