2011年4月29日金曜日

『闇の子供たち』



闇の子供たち (幻冬舎文庫) 梁 石日

私たちの知らない世界、闇で何が起っているのか。

幼児売春
タイの農村で生まれ、お金のために売春宿に売られた幼い子供たち。
性の道具としてひどい扱いを受け、病気になったらゴミ袋に入れられ、ゴミとして捨てられる。
健康であれば、臓器売買の対象になり、売られ生きたまま臓器を提供される。
ここではタイと日本が舞台になっている。幼児の臓器売買。
早く臓器移植を受けなければ助からない日本の子供。
タイの農村で生まれ、お金のために売春宿に売られ、命を奪われる健康な子供。


そして、それを阻止しようとするNGOの人たち。


この話はフィクションです。
本当に生きたまま子供の臓器が提供されているのか、分かりません。
脚色されている部分もあるでしょう。
でも、幼児売春は本当にあるでしょう。タイに限らず世界各地で。
女の子を買ってる日本人も沢山いるでしょう。


この本を読んでとてもショックを受けました。
目を背けたくなる所もあります。涙も出てきます。


でもこの本を読んで、こうゆう事が起っている、起っているかもしれない。
そして、日本も関わっている事を知ってもらいたいなと思います。知ったからと言って何かが出来るかと言われたら、すぐに何も出来ないと思うけど、知る。考える。そしてそのうち何か出来るかもしれない。

少しストーリーや登場人物の名前が変わっていたりしますが、DVDもあります。





きょん

2011年4月26日火曜日

原発問題の一番気になる部分

放射能とかの話しは専門家や識者のソーシャルサイトなどでの懸命な説明によって、国民の間での不安はだいぶ取れてきたと思うけど、そーゆうの聞いてるうちに一番気になってきたことは、

使用済み燃料、いわゆる「核のゴミ」はどーするんですか?ってことじゃないですかね。

河野太郎衆議院議員の会見をU-streamで見てても、その部分についてだいぶ分かりやすく説明してました。 http://www.ustream.tv/recorded/14284171





プルトニウムや使用済み核燃料がどんどん増えていく状況をどうするのか? 日本が保有してるプルトニウムは40トンを超える。そし毎年増える。

使用済み核燃料にしても、プルトニウムにしても、それをどこにどのように処分するのか、日本では定められていない。

地層処分、100~300年地面に埋めて管理する処分の仕方。 だけども今から100年前は日露戦争やってたとき。 300年前は赤穂浪士が討ち入りをやってたとき。  そんな長い期間に、地震からも、噴火からも、その他の想定されるリスクから核のゴミを守れるのだろうか?


昔は各国とも、ドラム缶に入れて海に流してたらしいけど、実際ドラム缶が300年間海の中で破損せずにいるのだろうか?

などなど。。。

こう言ったことを考えると、原子力はなくしていくしかないんじゃないか???って思うのですが、皆さんはどうですかね?



たくや

2011年4月23日土曜日

非難区域らへんへ

おばあちゃんちが非難区域拡大によって、区域内に入った!ってなって、これは大変、ばあちゃん大丈夫だろうか???って思い、 金曜の夜から急遽ばあちゃんちに向かいました。

でも、非難区域の少し外側だったみたいです。 


もともと過疎ってる町なのですが、それにしても出歩いてる人は本当にいませんでした。車が通ると思えば「災害派遣」と書いた自衛隊のハマー(軍用車)が列を作って非難区域の方へ向かって行きました。

おばあちゃんと一緒に住んでる、おじさん夫婦はどちらも教員で、その教員のネットワークで被災地にボランティアに何度も行っていて、その写真や動画を説明と共に見せてもらい、悲惨さが一層リアルに自分の中に伝わってきました。

教員仲間も、子供を誘導中に流されてしまった人もいるとのことでした。

自分は「(こんな状況に出会ったら)どうやて逃げればいいんだろう」って考えながら写真を見ていたら、おばさんは「どうやって逃がしたらいいんだろう」ってつぶやきました。
自分は「自分が逃げること」を考えていたのに、おばさんやおじさんは「生徒を逃がすこと」を考えていました。 

自分のちっぽけさに本当に本当に腹が立ちました。

おじさんからこんな話しを聞きました。

津波が来るので、生徒を安全な場所へ避難させるために、教員の方々が考え、横の山は急すぎて危険だから、少し先にある鉄骨の橋に非難しようということになり、向かってる途中で、そこに向かってる途中で津波が来てしまい、教員10数名と生徒60名前後が流されてしまったそうです。一番最後尾にいた、教員1名と生徒4名は途中で、無理だと判断し横の崖山に登り、助かったということです。

その後、保護者達の中には教員の責任だと言う声が出始めてるそうです。

保護者の気持ちも苦しいほど分かるけど...難しいな、本当に。

今回おじさんの写真を拝借して載せようかと思ったけども、自分の目で見て、そんで写真に収めるべきだと思うから載せるのやめました。

ちゅーことで、近いうち現地行ってきます。

今ちょうど桜が満開だったけど、さすがに非難区域の目と鼻の先の地域で花見をする人はいなっかった。

とりあえず、ばーちゃん元気で本当に良かった。夜ばーちゃんに会った瞬間はなんだかよく分からないけどボロ泣きしてしまった。

なんしろ墓はすごいことになってた。

地震直後、本当かハッタリかは別としても、渋谷なんかでは5メートルに1団体くらいが募金活動をしていました。 でも今は声を張り上げて募金活動してる人見ますか? 

自分も含め、これが「民衆」ってものだと思います。

でも実際にたった一ヶ月で復興なんてありえない、こっから5年、10年、30年単位の問題です。当に本当に大事なのはこれからなんです。被災地のことを、被災者のことを本当に思うのであれば、その気持ちを持続させるためにはどうすればいいか?ってことを今一度考えるべきだと思いました。


たくや

2011年4月21日木曜日

孫正義のぶっ飛び公演のまとめ




ソフトバンク孫正義社長が、復興支援に向けて公演し、色々吹っ飛んだ発言をして、また話題になっているけど、今U-streamで全部見ました。

それを皆さんに簡単にでも知ってもらいたいので、まとめまーす。



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twitterで復興支援のためのアイデアを募り、良いアイデアを採用。「やりましょう」と言ったものが31案あり、そのうち21案は既に機能してる。 例えば、復興支援ポータルサイト(毎日200万件アクセスあり)、支援物資管理ツール(物資が必要な場所に届くような情報スペース)、被災者に携帯無料貸し出し(被災孤児などに18歳まで携帯無貸し出し)、被災動物の救済支援など。。。 

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twitter上で「被災地の20~30キロ未満は「自主避難」についてどう思いますか?」とアンケートをとる、すると85%が「自主避難」に反対。 自主避難というグレイゾーンは、現場の人はどうして良いかわからない。 日本の基準と一緒に、世界(IAEA)の基準も一緒に告示すべき

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総務省がネット上で「流言飛語の自主的な消去」を通達したことについて、「これは一歩間違えば「言論統制」となり、中東などの国のような方向に向かってしまう恐れがあるので、注意しなければならない」。

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世界平均で原発を廃炉にするまでの年数は22年、長めに見積もっても40年で廃炉。原発ブームは1980年代で、世界的に見ると原発ブームは終わっている。日本の原発も寿命が来たら、またその足りない分を新たな場所に作らなければならない(廃炉後も取り壊すことはできない)。フクシマ後に世界がまた新たに原発を作ることは考えにくい。

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既存する数値では1キロワットあたり、太陽光が49円、風力10~14円、水力8~13円、火力7~8円、原子力5~6円。しかしこれは物価などが今よりも安かった30年ほど前の数値だから一番経済的な原子力を使わなければならないと皆思っている。だけど実際この数値は昔の数値なんじゃないか?そして現在の数値を調査しなおすべき。 地域対策コストや廃棄物処理コスト、そしてフクシマ後はもっと高くなるであろう事故対策コストを合わせたら、原子力は安いエネルギーではなくなる。

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現在政策中の世界の原発の現状、フィンランドの場合。当初予定コストが3500億円が建設遅れによって、1.5兆円かけてもいまだに完成めどが立っていない。 それくらい世界の安全基準が上がっている。この原発はキロワットあたり14円になってしまう計算になる。

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アメリカの太陽光発電の費用、原子力発電の費用を比べると、太陽光発電への需要増加によって、去年から太陽光発電の開発コストが原子力と逆転している

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エネルギー政策の転換(国民が安心できる社会)。 ヨーロッパでは急激に再生可能エネルギーへの転換が始まっている。その理由は国の政策。 電力の全量買取制度(発電機を作って発電してくれれば国が電力を買い取る)を導入したために、市場原理が働き急激に伸びている

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ヨーロッパ諸国は10年後には、再生可能エネルギーで20~30%をまかなうという目標設定があり、それを日本もやるべき  誰が考えたって原子力や火力のコストが上がるのは分かる話、そして、これから再生可能エネルギーが安くなる。

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現在、日本の一家の電気代平均は8000円、一時的に8500円に上げれば、安全を買える。国民にそれを伝えるのは政府の方々。 上がる一方の危険なエネルギーにしがみついていくのはバカバカしい。

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提言してるだけではダメなので、「自然エネルギー財団」を設立する。個人に100億円を寄付した以外に、その財団に出資する。 そして、そこに世界のトップ100の科学者を日本に集めて、政策提言を日本に対して行ってもらう。 これからの日本のエネルギー政策のきっかけになりたい。

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例えば「東日本ソーラーベルト構想」東北の太平洋側で津波被害にあった農地などは塩害で10年間は使えない、10年間待って家を建て直して、また津波が来ないように、沿岸にでっかい堤防を作ったら、10年間の空白プラスとてつもないお金がかかる。 それだったら、このソーラーベルト構想にその分のお金をかけた方がいいんじゃないか? そしたら東北で職を失った方々にも大量の雇用が産まれる。 技術では日本はまだまだやっていけるし、これをやったらまた世界に誇れる日本になる、そして何万年もこの地に住んでいける。



てな感じです。 この人本当にすげーぶっ飛んでるけど、的得てるんじゃないかな?って思いました。いやーほんとにすごい。現実的か否かは自分には分かりませんが、とりあえず国を背負ってる感ハンパじゃない。。。 政府や官僚よりも遥かに国を背負ってる感じがしました。

動画で見たい人はこちらからhttp://www.ustream.tv/recorded/14153702

孫さんがプレゼンに使った資料がこちら、この図と合わせると解りやすいっす
http://minnade-ganbaro.jp/res/presentation/2011/0420.pdf ちなみに自分は明日、この図でも出ている非難区域内の飯館村に行ってきます、ばあちゃん住んでて非難をこばんでるから。



たくや