笑顔がとっても素敵な、「ピーちゃん」という男の子に出会った。
ピーちゃんは私がよく行ってた屋台にポストカードや本を売りに来ていた。
ホントにホントに笑顔がとっても素敵で、可愛くて、ホントに素敵な男の子。
私はピーちゃんから、「キリングフィールド」の本を買った。
いくら?
と聞いたら、私の好きな値段でいいよ。と言う。
それはそれで悩むけど、読みたいと思った本だし、
ピーちゃんにならいくら払ってもいいと思った。(この考えがいいのか悪いのか、どうなんだろう?)
ちょうど細かいお金が、5ドル札が1枚。1ドル札が確か3枚か4枚。
それをピーちゃんに差し出した。
でもピーちゃんは5ドル札を1枚とった。
私はこの本にならこれだけ払う。と言っても、ピーちゃんは、いい。と言う。
ちょっとびっくりした。5ドルでももちろん、ピーちゃんにとっては大金なのだろう。
だけど、普通だったらもらえるものは、もらっとくだろう。
私がピーちゃんの立場だったら、もちろん貰ってるであろう。
そんなぴーちゃんをもっと好きになった。
それから一緒に観光していた仲間と、ピーちゃん、
そのほか集まった子供たち、屋台の美人姉妹、旅行者と遊んだり、話したり。
すごく楽しい時間だった。ピーちゃんを含む子供たちはホントに可愛い。
ピーちゃんがたまに疲れた顔をする。
ぴーちゃん疲れてるの?と聞くと、ニコっと笑って、ううん、そんなことないよ!
と素敵な笑顔を見せてくれる。
本当はとっても疲れているんだと思う。
学校に行けるときは学校に行って、夜は学費や生活費をつくるため、
1時間以上歩いて町に来て、お土産を売る。夜、10時11時ごろまで、仕事をしている。
もちろん毎日疲れているわけではないとも思うし、もしかしたら家でも働いていて
もっと疲れてるのかもしれない。
そんな素敵なピーちゃんが手紙をくれた。
『Very nice to meet you ! my name is phy,
thank you for your help. I wish you good luck with your job and all your family.
I give you a flower for souvenir.
I hope you like my flower I hope you keep forever.
I like your smile. you are very nice and friendly.
I hope you don't foeget me.』 素敵な花の絵が一緒に描いてあった。
私はこの手紙をもらって本当に嬉しかった!
私はピーちゃんのことを一生忘れない。出来るならば、何回も会いたい。
そして、無理なことだとは思うけど、
ピーちゃんもわたしの事をできるだけ長く覚えていてくれたら嬉しい思った。
その手紙の最後に私を悩ませることが書いてあった。
また僕を助けてほしいと。
私はどうすればいいのか分からなかった。
もちろん、ピーちゃんになら私のできる範囲で、いくらでも助けてあげたい!
って思うけど、
はたしてそれがピーちゃんにとっていいことなのかな?と。
もしも、継続的に、毎月毎月、ピーちゃんに月いくら、いろんな条件を決めて
学費を払えるなら、喜んでやる。
でもこの状態じゃそんなことは出来ない。
じゃあ今、ピーちゃんにまとまったお金を学費に使ってね。と渡す。?
そんな事をしてはたしていいのか??????
ピーちゃんはどんなところに住んでいて、どんな家族がいて、
どんな生活をしているのかも分からない。
迷って迷って迷ったあげく、手紙を書いた。
どんなことを書いたのかは忘れた。
そして、1ドル札を入れたのか、入れてないのかも忘れてしまった。
その手紙を渡して、少し話をして、ハグして、ピーちゃんバイバイした。
ピーちゃんにはずっと笑顔の素敵なピーちゃんでいてほしい。
そしていつの日か再会出来たら嬉しい。
きょん
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