2011年5月10日火曜日

母親になるなら、どの国で??



このロゴ見れば、知ってる人もいるかと思います。
「SAVE THE CHILDREN」という国際NGO団体のロゴです。





ちょっと前にブルガリがコラボして、チャリティリングを作り、
多くの海外のトップスターが身につけメディアに登場し、話題になりました。

そのSAVE THE CHILDRENが発表している、ランキングです(AFP通信より)。

【セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン】
子ども支援の国際NGOセーブ・ザ・チルドレンは、母の日を機に母親に注目することで、子どもについて考えるきっかけを作るため、毎年「State of the World’s Mothers」を発表し、“母親になるのにベストな国ランキング” (母親指標Mother’s Index)を公表しています。第12回目となる今年は、世界164カ国を対象に母親と子どもの状態を分析しました。

【2011年母親になるのに最も適した国(母親指標*1)】
今年のトップは昨年同様ノルウェー、最下位も変わらずアフガニスタンでした。日本は、昨年の32位より28位に順位が上がり、2007年以来やっと先進国中30位以内にランクインしました。(2005年14位、2006年12位、2007年29位、2008年31位、2009年34位)

 トップ10の国  
1位 ノルウェー
2位 オーストラリア
2位 アイスランド
4位 スウェーデン
5位 デンマーク
6位 ニュージ-ランド
7位 フィンランド
8位 ベルギー
9位 オランダ
10位 フランス

今年3月11日、未曽有の大震災に見舞われ、未だに被災地では多くの人々が不自由な避難生活を余儀なくされています。
そのような状況下でも、お母さんたちは気丈に子どもを育てています。避難所で出会った小さなお子さんを持つお母さんは言います。「家も仕事もすべて失い、無収入での避難所生活、先が見えなくて本当に不安です。避難所でもらう子どもの服はいつも少し大きめのものを選んだりしています。」また、避難所での子育ての不安について尋ねると「環境です。まわりの人が子どもの気持ちを感じ取り、子どもたちが安心して遊べる場所が必要です。」それでも、子どもたちへの将来には「こうした経験をしたからこそ、人のために生きることのできる大人になってほしい。そのための教育も受けさせてあげたい」と期待を語ってくださいました。

今年、日本の母親ランキングを飛躍させた要因には、子ども指数が第2位に浮上したことが大きく寄与しています(昨年は6位)。子ども指数の中でも、日本における5歳未満の死亡率は世界で最も低く、また中等教育の進学率が高いことも注目されます。このことは日本の医療と子どもの教育環境水準が世界に誇れると同時に、今後、こうした子どもが育つ環境に加え、女性が安心して子どもを育てられる環境が日本でもさらに整っていくことが期待されます。

セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、被災地の避難所を中心に子どもたちが安心・安全に遊べるスペース「こどもひろば」を展開してきました。これまでの緊急支援時には、子どもたちはのびのびと同世代の子どもたちと遊ぶことで日常を取り戻し、また、大人たちは安心して生計再建の時間を作り出すことができるなど、避難所での需要が多くありました。今後、学校が再開され、避難所も縮小されていく復興支援期において、「こどもひろば」は形や場所を変えて、母子の健全な子育てを支援できるよう展開を続けていきます。

*母親指標は、女性指標と子ども指標のそれぞれのデータをもとに総合ランキングが出されます。
女性指標と子ども指標の上位ランキング、各指標の詳細はこちらをご覧ください。
http://www.savechildren.or.jp/news/press/press2011_0503.html

(c)Save the Children Japan


たくや






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